AMD Athlon600のオーバークロック のページ
Athlon700MHzが発売された事に刺激を受けて、CPUのカバーを外し半田ゴテを入れるという暴挙にでてみました(ばき)WEBの各所でAthlonのクロックアップに付いては取りざたされ解析も進んでいる現在では特に目新しいことは有りませんね(^^;まぁ、人柱精神に乗っ取りやってみました・・・が(^^;
半田付けにはそこそこの自信が有ったのですが、此処まで小さなチップを付けたのは今回が初めてでした。まして、一歩間違えばウン万円のCPUが御陀仏ですから。今考えると、なんてバカな事をしたのかと、少々後悔の念にかられています・・・元に戻そうと思っても戻せないし(ばき)当初、クロックの変更だけではBIOSでAthlon700MHzと表示されるもののWindows98は全く起動する気配がありません・・・これは、殺ってしまったかと思いましたが、もうこれ以上あれこれいじり回す気力もなくその日は私がShutdown・・それぐらいチップ抵抗のハンダ付けに精根尽き果てました(^^; 翌日、気を取り直してVcoreの変更を・・・本当は0.05V上げて1.65Vにしたかったのですが100Ωのチップ抵抗が無かったので、抵抗を増やさずに済む1.70Vにしました(ばき) これによりWindows98も安定して起動するようになり、ベンチマークも取れました。発熱はそれほどでもなく600MHz使用時と変わらない印象です。
HDベンチVer 2.682 スペックの重複部はカットしました
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.682 ★ ★ ★
使用機種 Athlon 600 By M7MKA ノーマルマシン
Processor AMD K7 598.7MHz [AuthenticAMD family 6 model 1 step 2]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display Canopus SPECTRA 5400
Memory 129,984Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 1999/ 9/24 23:39
CD = Maxtor 9 1024D4 Rev NAN4
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.682 ★ ★ ★
使用機種 Athlon 600(700MHz改) By M7MKA
      チップ抵抗設定変更により700MHz設定・Vcore1.7V
Processor AMD K7 698.5MHz [AuthenticAMD family 6 model 1 step 2]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display Canopus SPECTRA 5400
Memory 129,984Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)
Date 1999/10/31 18:44
CD = IBM-DJNA -371350 Rev J76O
ベンチ比較です。上段が600MHz設定、中段が650MHz、下段が700MHz設定です。
Clk ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
600MHz 42941 53027 38621 75648 51037 44208 16023 37 19430 18618 32718 C:10MB
650MHz 43992 57129 41917 75736 50940 44256 16095 37 16897 21069 35598 C:10MB
700MHz 45226 62065 45162 75712 51408 44247 16134 37 17009 20983 38224 C:10MB
600MHzはこんな物でしょうねぇ(^^;700MHz設定では、やはり浮動小数点が速くなっていますね、これが100MHzの違いでしょうか(^^;とりあえず一番安定して使える650MHz設定を常用しています(^^;
[WCPUID Ver.2.6c (c) 1996-99 By H.Oda! ]の スクリーン画像
結構細かいスペックまで解りますね(^^;600MHz設定と比較してL2の速度も1/2まま3.5倍(350MHz)になっています。一部の噂で、市販のAthlon700MHzはL2が2/5倍速と言う話を聞きましたがどうなんでしょう??(^^;でも、そうすると600MHzよりL2が遅くなるような気がしますが(^^;
結局常用は、650MHz設定で落ち着いていますが(^^;
coretest/99の比較表です
read write move [MB/s]
CPU clock 598.8 [MHz] 648.7 [MHz] 698.6 [MHz] 598.8 [MHz] 648.7 [MHz] 698.6 [MHz] 598.8 [MHz] 648.7 [MHz] 698.6 [MHz]
4k 1108.7 1105.4 1324.7 2243.4 2427.8 2618.4 1690.1 1833.3 1675.0
16k 1140.5 1235.5 1330.6 2274.1 2463.8 2650.8 1708.0 1850.2 1992.6
64k 1119.0 1189.0 1300.0 2120.7 2462.0 2560.8 1672.8 1841.4 1864.4
128k 832.4 1144.5 1135.6 661.7 788.9 837.9 500.9 761.3 748.9
256k 848.8 1135.8 686.8 671.3 786.9 642.4 555.9 755.7 540.5
512k 504.4 703.7 447.2 502.6 749.8 463.7 375.5 695.5 361.4
1M 270.2 259.4 274.6 308.6 310.8 313.6 214.0 236.2 232.1
2M 243.3 239.5 238.9 271.9 282.1 277.1 183.7 211.4 205.6
4M 241.5 237.3 237.8 271.1 282.2 275.0 178.0 211.7 202.3
8M 245.6 243.5 243.1 270.9 281.6 274.8 177.7 211.6 202.2
データの1次キャッシュは額面通り速いですね(^^;ただ、クロックをあげてもL2が付いてこられないと言う結果が出ています。700MHz設定ではWindows98が不安定になるのは、この辺りが原因のような気がしてきました。650MHz設定ではクロック通りにL2の性能が上がっていますので、私のAthlon600MHzは+50MHzがベストのようです(^^;何となく、体感速度も向上したような気がしました。
700MHzのAthlonが販売されちょっと悔しいので(ばき)パッケージ内をいじってみましたが、結局、不安定なので650MHz設定に戻しましたが、まだまだ、謎が多い、Athlonだなぁ〜と感じました。
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